2021年のFormula 1® シーズンにおいて、ピレリは5種類のスリックコンパウンドを提供します。各レースで選択される3種類のコンパウンドは、P Zeroホワイト・ハード、P Zeroイエロー・ミディアム、P Zeroレッド・ソフトとして色で識別されます。また、各コンパウンドにはC1からC5までのコードが割り当てられます。C1が最も硬く、C5が最も軟らかい設定となっています。これらのコンパウンドは、昨年導入されたものと同じで、走行時の一貫性を高めるべく設計されています。今シーズンのタイヤには、強度と耐久性の向上に寄与する新型のタイヤ構造が導入され、これまでよりも低い内圧での走行を可能にしています。2021年型マシンのダウンフォースは、昨年に比較するとわずかに減少していますが、過去の経験が示すように、各チームは迅速に弱点を補うことができるので、2021年型マシンのパフォーマンスは、2020年型マシンに匹敵するものとなるでしょう。ピレリのタイヤレンジには、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットの2種類のウェット用タイヤも含まれます。
全タイヤレンジ