
ピレリタイヤ知識
100年以上に及ぶピレリのタイヤ技術における経験は、非常に優れたレベルの安全性、寿命、快適性、環境への配慮をひとつのタイヤに実現することを可能としました。
ピレリの全てのタイヤには、性能を提供する他に、“路面の感触”をドライバーに伝えて、クルマの性能をさらに深く理解してもらう役割があります。
このセクションでは、乗用車用タイヤについて詳しく解説します。




タイヤには、タイヤサイズ表示の他にもロードインデックスや速度記号などのサービス情報が表示されています。
速度記号とは、タイヤメーカー規定の条件下でロードインデックス(時速210km以下の負荷)に示された負荷がかかった場合にタイヤが出せる最高速度を記号で表したものです。

ロードインデックスとは、タイヤメーカー規定の条件下で、速度記号で示された速度で走った場合に、タイヤが耐えられる負荷の最大値(時速210km以下の負荷)を数字記号で表したものです。
安全に走行していただくために
交通ルールを守り、常に他のドライバーを尊重した注意深い運転を心がけましょう。安全な運転は修理代やタイヤ代や燃料代の節約にも繋がります。モータースポーツファンの皆さんは、これだけは忘れないでください。一般道はサーキットではありません。
濡れた路面の走行で一番危険なのはアクアプレーニング現象です。この現象はどうしたら防げるのでしょうか? アクアプレーニング現象を起こすと、タイヤは路面から“浮いた”状態になり、すぐにグリップを失います。排水が悪い道にできた大きな水たまりや、ひどく濡れた道路でスピードを出すと、このような危険に陥りかねません。トレッドの溝がタイヤの下の水を十分に排水できず、クルマが突如として“浮いた”状態になってしまうのです。しかし、トレッドは最大限の排水を促し、路面密着を高める設計になっているので、ほとんどの場合は、エアが正しく充填された摩耗していないタイヤを装着して慎重に運転すれば、このような危険を避けることができます。アクアプレーニング現象についてはご理解いただけたと思いますが、実際に起きてしまった場合にはどのように対処したら良いのでしょう。
クルマはすでに路面から浮いた状態になっているので、ブレーキを踏んでも役に立ちません。そればかりか、タイヤのグリップが戻ったとたんにクルマがスリップし、完全にコントロールを失ってしまう危険があります。アクアプレーニング現象が起きている最中もしっかりとハンドルを握ってハンドルの方向性を維持し、再び“グリップが戻った時”に備えるのが一番良いでしょう。また、クルマが路面から浮いた状態になると急速にエンジン回転が上昇するので、徐々にアクセルを踏む力を弱めるのも重要です。
冬道の安全なドライビングのために
まず最初に、チェーンや冬用タイヤを持っていない場合は走れないと思ってください。冬道ではクルマがトラクションを失い、ブレーキ操作が不可能になります。交通ルールを守り、ゆっくり走行しているクルマがいても我慢して、前のクルマとの車間距離は十分に取ります。上り坂では、通常の路面を走行するよりも低いギアで走ることによってスリップの危険を減らすことができます。
雪道や凍結した道路での急激な加速や減速、急なハンドル操作はトラクションを失う危険がありますので避けてください。
ピレリタイヤの性能と安全性を最大限に活かすには、装着している4本のタイヤ全てが同じであることが重要です。同じブランドの同じ仕様の冬用タイヤを4本装着してください。同じ車軸には同じサイズのタイヤを装着してください。トレッドパターンや摩耗状態、用途が異なるタイヤは使用しないで下さい。スパイクタイヤの使用が可能な場合も、4本全てをスパイクタイヤにしてください。クルマの説明書を良く読んで、適正な負荷能力と最高速度のタイヤを選んでください。
タイヤの空気圧点検は定期的に行いましょう。タイヤが冷えた状態で計測を行ってください。空気圧を調整する場合も、タイヤが冷えた状態で行ってください。自動車メーカーが指定する空気圧を維持してください。タイヤの空気圧は気温によっても異なるので注意してください。気温20℃で2.0バールでも、−5℃では1.74バール、−20℃では1.59バールになります(20%の変化)。
タイヤのサイドウォールの速度記号を見て、タイヤの最高速度を確認しましょう。レートの低いタイヤを装着することもできますが、この場合、ヨーロッパでは車内(フロントグラスもしくはダッシュボードなどドライバーに常に見える場所)に減速を示すラベルを表示することが義務づけられています。
冬用タイヤはトレッドの深さが4mmになるまでは性能を発揮します。これ以下になると冬の使用には適しませんが、法律で定められている限界の1.6mmまでは夏用タイヤとして使用できます。
使っていない冬用タイヤは、空気を抜かずにホイールリムに装着した状態で保管します。空気圧は定期的に点検してください。リムから外して保管する場合は、重さで変形しないように4本以上は積み上げないで下さい。
冬用タイヤは10,000から12,000 kmごとに、正しい方向へロテーションしましょう。
“グリーンパフォーマンス”テクノロジーを採用したピレリタイヤは燃料消費も少なく、環境への影響も少ないのですが、それは、あなたのドライビングの癖によっても大きく変わります。ピレリの“グリーンパフォーマンス”製品の経済性を最大限に活かすには、以下の点に注意してください。
コーナーの中でブレーキをかけないというのは誰もが知っていることですが、前を走るドライバーに注目してください。ほとんど全員がブレーキを踏みながらコーナーに突入し、コーナーの真ん中でブレーキを“離して”います。でも、その全員が自分は運転がうまいと思っています。“コーナーの中で”ブレーキを踏んだわけではありませんから。でも、これは残念なことです。ブレーキを踏んだままのコーナリングは、軌道を維持する力とブレーキ抵抗がかかるため、タイヤ(特にフロントタイヤ)に約2倍の負担がかかるのです。そのような余分な力は、クルマの安定性に(そして結果的にはロードホールディングにも)影響を与えます。ですから、早目にブレーキを踏んで、十分に減速しておくことが重要なのです。そして何よりも重要なのは、ホイールがまっすぐの状態でブレーキをかけることです。ハンドルを切る前にブレーキをかけると、タイヤの路面密着力が最大限に活かされます。
安全にオフロード・ドライブを楽しむには、知識と技術が必要です。コンディションに合ったテクニックを理解することや自分のクルマの性能の限界を知ることも重要ですが、タイヤも大切な一因となります。
厳しい状況に陥ってしまった場合や身動きが取れなくなった時など、タイヤ次第で救われることが多いのです。以下の情報は、皆さんにピレリタイヤの性能を十分に活かしていただくためのものです。不安な場合は必ず歩いてルート確認をしましょう。泥などの難しいコンディションの場合はゆっくりとその場から移動し、ホイールをスピンさせないようにしましょう。過度なホイールスピンは、スリップやトレッドに泥が詰まる原因となります。
柔らかな泥の地面が近づいている時は、2速か3速の低いギアレンジでスピードを上げます。急な加速でホイールをスピンさせないようにしましょう。スピードを出しすぎると車体が弾んでコントロールを失う危険がありますし、スピードが遅すぎても勢いを失ってしまいます。
泥道で一番難しいのは、轍の溝ができていたり、車軸までの深さの穴がある場所です。
深い轍はまたぐように走ります。直接泥の中に突っ込むとディファレンシャルに負担がかかって勢いを失い、身動きがとれなくなる可能性があります。常に安定した勢いを保つようにしましょう。轍の中を走る場合は、アクセルの調子を変えながら、ショルダーのラグ溝が轍の端を噛んでグリップするようにハンドルを左右に切りながら走りましょう。
無理にハンドルを切って轍から抜け出そうとはせず、ハンドルに任せましょう。できる限り、安全な場所でホイールアーチに泥詰まりがないかを確認しましょう。泥が詰まっていると、タイヤのトレッドの泥がきれいに落ちません。
オフロードでもほとんどの場合は通常一般道を走る空気圧で構わないのですが、厳しいコンディションの場合は空気圧を下げてフットプリントや浮遊力を高めることができます。
注:16psi以下のタイヤ圧は使わないでください。できるだけ早く再充填してください。サービスポイントまではスピードを出さないでください。いかなる場合も時速50マイルを越えないで下さい。
軽いスノーコンディションならば、タイヤは堅くなった表面を壊して下の路面をグリップします。
高いギアレンジの場合はエンジン回転数を上げずに、低いギアレンジならば軽く加速すると、タイヤが噛んでグリップし、スリップしにくくなります。
コンディションが悪い場合はチェーンを装着しましょう。
オフロードでもほとんどの場合は通常一般道を走る空気圧で構わないのですが、厳しいコンディションの場合は空気圧を下げてフットプリントや浮遊力を高めることができます。
注:16psi以下のタイヤ圧は使わないでください。できるだけ早く再充填してください。サービスポイントまではスピードを出さないでください。いかなる場合も時速50マイルを越えないで下さい。
岩が多いのコンディションの場合は、ディファレンシャル、トランスミッション、スキッドプレートなどを破損しないように、できるだけ有利な場所を選んで走りましょう。岩のある斜面を上る時はパワーよりもトルクが重要ですので、1速か2速の低いギアレンジがベストです。
タイヤがスリップしないように軽くアクセルを踏みながら進みましょう。
オフロードでもほとんどの場合は通常一般道を走る空気圧で構わないのですが、厳しいコンディションの場合は空気圧を下げてフットプリントや浮遊力を高めることができます。
注:16psi以下のタイヤ圧は使わないでください。できるだけ早く再充填してください。サービスポイントまではスピードを出さないでください。いかなる場合も時速50マイルを越えないで下さい。
ゆるい砂地は4輪駆動の高いギアレンジを選びます。この方がスピードを維持できるのですが、タイヤがはまってしまった場合は低いギアレンジに切り替えてください。
柔らかなゆるい砂地はトラクションを失うので、できるだけフルスロットルで勢いをキープして下さい。
オフロードでもほとんどの場合は通常一般道を走る空気圧で構わないのですが、厳しいコンディションの場合は空気圧を下げてフットプリントや浮遊力を高めることができます。
注:16psi以下のタイヤ圧は使わないでください。できるだけ早く再充填してください。サービスポイントまではスピードを出さないでください。いかなる場合も時速50マイルを越えないで下さい。
水の中を走らなければならない場合は、電気系統システムを保護しておく必要があります。水分に弱いものには、シリコンベースのグリースを塗っておくのも良いでしょう。吸気口には絶対に水が入らないようにしてください。水がエンジンに侵入するとエンジンがダメになって高くつきます。水の中を走る前に、事前にコースを調査しておくことが重要です。
留意点:
• 川の流れや流れの速度によって川底の様子は異なります。流れの遅い川には、柔らかな沈泥が深く堆積している場合があります。
• 水の深さや沈泥をシャベルなどで確認しましょう。また、穴や大きな岩も進行の妨げとなりますので確認しましょう。
• 上陸時にはほとんど勢いを失っていることを念頭に、川のエントリー地点と上陸地点を良く観察しましょう。
• 水に入る時にはギアを2速に入れましょう。
船首波ができると、前方の水位は深くなりますが、エンジンベイ周辺の水位は低くなります。走る速度が速すぎると波がボンネットにかぶり、エンジンベイ周辺に発生するトラフ効果を失ってしまいます。
水から上がったら、必ずフットブレーキを軽く踏みながら少し走ってブレーキ効果を回復して下さい。
ラジエーターに泥や落ち葉などが詰まっていないか確認してください。水面下にどのような障害物があったか分からないので、タイヤにダメージがないかも確認してください。
オフロードでもほとんどの場合は通常一般道を走る空気圧で構わないのですが、厳しいコンディションの場合は空気圧を下げてフットプリントや浮遊力を高めることができます。
注:16psi以下のタイヤ圧は使わないでください。できるだけ早く再充填してください。サービスポイントまではスピードを出さないでください。いかなる場合も時速50マイルを越えないで下さい。
タイヤを長持ちさせるためには
安全なドライビングのためにはタイヤの定期点検が重要です。最低でも月に1度は点検しましょう。タイヤのダメージや摩耗の偏りをチェックしましょう。タイヤの空気圧や装着位置やバランスが不適正だったり、サスペンションにトラブルがあるとピレリタイヤの性能が十分に発揮されず、安全な走行ができません。タイヤの点検は、お近くのピレリディーラーにご相談ください。あなたのクルマと道をつなぐのはタイヤです。タイヤのメンテナンスをお忘れなく。
タイヤのメンテナンスにそれほどお金はかかりません。エアは無料です。適正な空気圧を保つのは、あなたのタイヤの“寿命”を長く保つ秘訣です。 タイヤへのダメージの一番大きな原因は空気圧が低いことです。 タイヤのコンディションが良ければ、タイヤを長持ちさせることができますし、燃費も良くなります。タイヤ交換の費用や燃料代の節約にもつながり、とてもお得です。 適正な空気圧はクルマの操縦性を高め、“ブレーキ距離”短縮にもつながります。 毎月1度定期点検すれば、適正な空気圧に保つことができます。 基本的なことですが、あなたのタイヤの健康を維持するには一番手っ取り早い方法です。そしてこれが、あなたの運転の安全にも繋がるのです。

冷えた状態のタイヤの空気圧をチェックしましょう。以下がその手順です。
ピレリにとって一番大切なのは、タイヤの性能と安全性です。こんな簡単なことに注意すれば、いつも安心して安全なドライビングが楽しめるのです。

タイヤのローテーションは、摩耗を均等に保ち、タイヤを長持ちさせる簡単で有効な方法です。


性能、安全性、安心
ランフラットタイヤは安全性を意味します。タイヤの空気圧が急速に減少するような緊急事態が発生しても、クルマのコントロールを失わずに安全に運転し続けることができます。
ランフラットタイヤなら、パンクしても動けなくなることがありません。豪雨の中でパンクしてしまっても、ずぶ濡れになってスペアタイヤに交換する必要がありません。そのまま、一定の距離を走り続けることができます。
最大限の安全性を確保するために、ランフラットタイヤには時速80kmで80km(時速50マイルで50マイル)という緊急時のスピードと距離のパラメータを設けています。走行が制限されるため、ランフラットタイヤを装着するクルマは、タイヤ圧の変化をモニターして表示するTPMS(タイヤ圧モニターシステム)を装備していなければなりません。
動作条件
ランフラットタイヤは、特定のクルマのスペックに基づいて開発されたものですので、ランフラットタイヤを装着できないクルマもあります。
ランフラットタイヤは、TPMS(タイヤ圧モニターシステム)を装備したクルマにしか装着することができません。TPMSの設置やタイヤの装着作業は、専門のディーラーが行います。
ランフラットタイヤならば、空気が抜けても最高時速80km(50マイル)で80km(50マイル)の距離を走ることができます。クルマの安全性や操作については、クルマの説明書をご参照下さい。
空気圧が十分ではない状態でどんなコンディションをどれだけの時間走ったか分からない場合がありますので、空気圧の下がったタイヤは修理せずに必ず交換してください。
破損したランフラットタイヤや空気圧の下がったランフラットタイヤは、すぐに同じロードインデックスと速度記号の表示がある同じサイズのランフラットタイヤと交換してください。同じクルマに、異なる種類もしくは異なるロードインデックスや速度記号のタイヤを装着しないでください。
タイヤの空気圧が下がったらリムにダメージがないか点検してください。変形やダメージがあった場合、新しいランフラットタイヤを装着する前にリムを交換してください。ピレリは、空気圧が低下した時にもビードがずれる危険が少ない、エクテンデッド・ハンプ・リム (EH2)を推奨しています。
はい、装着できます。しかしピレリは、空気圧がゼロになってもタイヤビードが外れる心配のないEH2リムのご使用を強くお勧めしています。TPMS(タイヤ圧モニターシステム)と一緒にピレリのセルフサポーティング・ランフラットタイヤをご使用の場合は、H2リムで空気圧がゼロになってもランフラットタイヤの性能は発揮されます。ただし、ドライバーに空気圧低下を知らせるTPMSの装備は絶対に必要です。
標準タイヤをEH2リムに装着することはできますが、標準タイヤにランフラット機能はありません。
ピレリは、1台のクルマにランフラットタイヤと標準タイヤを併用することをお勧めしません。前輪と後輪が同じタイヤのセットになっていたとしてもです。ランフラットタイヤならばパンクしてもディーラーまで辿り着けますので、タイヤを点検し、必要ならば新しいランフラットタイヤに交換してください。例外的な緊急時のみ、寸法、ロードインデックス、速度記号が同じ標準タイヤに交換できますが、あまり長い時間走らないで下さい。標準タイヤは、あなたのクルマに装着されている残りのランフラットタイヤとは特徴が異なりますので、できるだけ早くランフラットタイヤに交換してください。
大丈夫です。しかし、ピレリが保証するランフラットの限界は時速80kmで80kmです。前後それぞれに同じタイヤのセットを用い、タイヤ圧モニターシステムでそれぞれのタイヤ圧が適合するように設定してください。
ランフラットタイヤは装着されるクルマのスペックに基づいて開発されたものです。ランフラットタイヤの装着を前提に作られたクルマにしか装着できない場合がありますので、クルマのメーカーにご確認ください。
いいえ、安全上の問題からピレリはランフラットタイヤの修理をお勧めしないことに決めています。一度パンクしたランフラットタイヤは修理せずに交換してください。空気圧が低い状態でどんなコンディションをどれだけの時間走ったのか分からない場合があるからです。
できます。
できません。パンクしたタイヤは、最高時速80kmで80kmしか走れません。速やかにタイヤを交換してください。
規定の時速80kmを越えなければ、コーナリングフォースの低減でハンドリングにわずかな影響が出る程度です。アクアプレーニング現象に対応する力やブレーキ性能にはほとんど差がありません。しかし、タイヤの空気が完全に抜けている場合、急な運転操作は避けてください。H2標準リムに装着されている場合は特に気をつけて下さい。
走れません。ピレリが保証する走行距離は80kmです。これは空気圧ゼロで時速80km以下のスピードで走った場合です。ランフラットタイヤが標準装備されているクルマは、クルマの説明書をご参照下さい。
タイヤ圧モニターシステム(TPMS)には幅広い種類がありますので、説明が必要な場合は自動車メーカーにお問い合わせ下さい。基本的には2種類のタイプがあります。間接システムは、空気圧が下がるとホイールの回転が遅くなることを利用し、変化を感知するとドライバーに警戒信号を送ります。直接システムは、事前に設定した数値を基準に、空気圧がそれ以下に下がると警戒信号を発します。
タイヤのサイドウォールに表示があります。BMW車に標準装備されているタイヤには、Run Flat System Componentの頭文字を取ってRSCと表示されています。
ピレリは、全てのセルフサポーティング・ランフラットタイヤの標準的な走行距離として80kmを保証しています。 自動車メーカーは、車重やクルマの特徴を考慮に入れた車種別のテストを独自に行い、各クルマに対する推奨距離を提示しています。ピレリのセルフサポーティング・ランフラットタイヤを標準装備しているクルマに関しては、オーナーズマニュアルに書かれている自動車メーカーが推奨する距離を参照してください。

ピレリは新しい“シールインサイド・テクノロジー”を用いた製品を発売しました。これは、パンクしてもクルマを安全に走らせるという新しいコンセプトから誕生した技術です。
シールインサイド(S.I.) は、外部から何かがタイヤに突き刺さっても、タイヤが空気を失わずに走り続けることができるという、新しい構造技術です。圧力低下を85%防止することができます*。
この新技術を採用したタイヤには、シールインサイドのロゴ表示があります。 タイヤウォールの内側にも黒字のロゴ表示があります。
*シールインサイドは、タイヤが原型をとどめないような場合以外は、ほとんどのパンクに有効です。
トレッドパターンがある部分のタイヤの内側にはシール剤の層があります。外部からの異物がカーカスを突き抜けてパンクが発生すると、異物が残っているいないに関わらず、シール剤が空気の漏れを最大限に食い止めます。
シールインサイドは素早く穴を塞ぐので、ほとんどの場合はドライバーもパンクに気づきません
タイヤがパンクしても、シール剤が穴を塞ぐので走り続けることができます。クルマをすぐに止めてタイヤを交換する必要はありません。
しかし、このシール剤は永久的な修理を保証するものではありません。ですから、ピレリは塞がったパンクの跡やトレッドパターンに釘やネジが刺さっていないかを定期的に確認することをお勧めしています。パンク跡の確認やその原因となっている異物の除去は、専門のタイヤディーラーに依頼して下さい。
ダメージのレベルを確認した後に、タイヤディーラーが修理が可能かどうかを判断します。 シールインサイドタイヤの空気が抜けてしまうことはほとんどありませんが、ランフラットタイヤのように空気圧が低い、もしくはフラット状態で走行できるようには設計されていません。 ピレリタイヤのシールインサイド・テクノロジーはリムを選びません。標準タイヤに使われる標準リムにマウントすることができます。
シールインサイドタイヤの保管方法は、標準タイヤと同じです。
タイヤのダメージの確認や修理は、必ず専門のタイヤディーラーが行って下さい。それ以外の第3者によって行われた場合、ピレリは一切の責任を負いません。 シールインサイド・テクノロジーを用いたタイヤを修理するには、パンク部分の内部のシール剤を不透水バチル層まで取り除き、その部分と同じ大きさのリペアパッチを接着します。シール剤を除去した後は、標準のチューブレスタイヤと同じように修理して下さい。ちなみに、シール剤を除去した部分のトレッドはシールインサイド・テクノロジーの効果を失います。
ひとつの製品ラインでは、シールインサイドタイヤと標準タイヤにドライビングパフォーマンス(転がり抵抗、快適性、ノイズ、ドライ及びウェット性能)の差はありません。
シールインサイド・テクノロジーは、専門のリムやTPMS(タイヤ圧モニターシステム)を装備していないクルマでも安全にご使用いただけます。タイヤのサイズが合致すれば、どんな車種にもご使用いただけます。
タイヤマーキングについて学ぼう
タイヤのサイドウォールには、タイヤサイズやサービス情報の他にも刻印があります。 そのいくつかを見てみましょう。



普通のチューブレス・ラジアルタイヤに見られます。

非対称タイヤはリムの正しい位置にタイヤを装着するのが重要です。非対称トレッドパターン設計は、トレッドの内側と外側の条件の違いを考慮して開発されたものです。


DOT (Department Of Transportation:運輸省) は多くの国で法律的に義務づけられている表示です。運輸省の安全基準を遵守している、もしくは基準内であるタイヤに表示されています。
1) 運輸省の安全基準を遵守している、もしくは基準内という意味。
2) メーカー名及び工場コードナンバー(DOT指定)
3) タイヤサイズコードナンバー
4) メーカー独自のマーク(ブランド名やタイヤの特徴を表すもの)
5) 製造年月日

ECEの寸法、ブランド設計、高速耐久性などの基準を満たし、ECEが承認したタイヤにはECEの表示があります。Eの文字に続き、承認を受けた国番号、製品番号が入っています。

EUの騒音レベルを規制するEC指令2001/43/ECを遵守しているタイヤには、その承認番号が入っています。

UTQGは、米運輸省が規定した、タイヤのトレッド摩耗、トラクション、耐熱性に関する基準です。リム径が13インチ以上の乗用車用タイヤに適用されます。冬用タイヤには適用されません。
トレッド摩耗:トレッド摩耗等級とは、政府指定テストコースの一定の管理条件下で行ったテストの摩耗率に基づいた比較格付けです。例えば、150等級のタイヤは、政府指定のコースで100等級に格付けされたタイヤの1.5倍摩耗します。しかし、タイヤの比較性能は実際の使用条件によって異なります。ドライビングの癖、整備状態、路面や天候なども様々ですので、基準値とは大きく異なる可能性があります。
トラクション:トラクションにはAA、A、B、Cの等級があります。アスファルト及びコンクリート路面の政府指定コースの一定の管理条件下で行ったテストで、路面が濡れた道路でのタイヤのストップ性能を格付けしたものです。Cの表示があるタイヤは、トラクション性能が低いということになります。注意:タイヤに表示されているトラクション等級は、直線コースのブレーキテストに基づいたものであり、加速、コーナリング、アクアプレーニング現象、トラクションのピーク性能などは考慮されていません。
温度: 温度等級にはA、B、Cがあります。これは、タイヤがどれだけ発熱しにくいか、どれだけ熱を放出できるかなどを、実験室のテストホイールに装着して一定の条件下でテストしたものです。高温状態が長く続くとタイヤの品質が落ちて寿命が短くなります。また、過剰な熱は突然のタイヤトラブルを引き起こす可能性があります。C等級は連邦自動車安全基準No.109によって全ての乗用車タイヤに義務づけられている基準です。B等級とA等級は、政府が法律のよって定める最低レベル以上の性能を実験室のテストホイール上で証明したタイヤです。注意:この温度等級は、適正に充填されたタイヤを過度な負荷をかけずにテストした結果の格付けです。過剰なスピード、十分に充填されていないタイヤ、過度な負荷などは、タイヤの発熱につながり、タイヤがトラブルを起こす可能性があります。

TWIは、タイヤにどれだけトレッドが残っているかが簡単に分かる、とても重要なタイヤの安全機構です。
グルーブの底面から1.6mmの場所に細いゴム棒が埋め込まれており、この棒が見える場所までトレッドが摩耗したら、タイヤを交換しなければなりません。

スノータイヤ、コールドウエザータイヤ、スタッドレスタイヤなどと呼ばれる冬用タイヤの側面には、M+S(泥と雪)の表示の他に、山と雪の結晶が描かれています。法律で定められている表示としてはM+Sだけで十分なのですが、オールシーズンタイプ(M+Sだけ)と本当の冬用タイヤ(M+Sと雪の結晶マーク)を区別するために、タイヤ業界が独自にこのマークを考案しました。
Copyright © 2011 Pirelli & C. S.p.A. - Pirelli Tyre S.p.A. - v. 1.4.88 IP2

